急いでじっくりパッケージを考え中!#3 伝えるためのパッケージ

こんにちは!リボンのハルタです。

箱を開けてから商品を使ってもらうなかで、ブランドをどう認知してもらいたいかを踏まえてパッケージを考えていきます。

商品の品質を損ねるブランド表示はやめよう

よく製品についているピスネーム。可愛くていつでもブランドを認識してもらえるし、ピスネーム自体が商品のデザインを担っていることも多い優秀なパーツだと思います。

サンデシカでも商品によってピスネームがついているものがあります(左は旧仕様、右は新仕様です)

ブランドに深く共感していると、ブランド名が明確になることでより価値を感じる場合もあります。

ただ、リラックスした場面…たとえば、ソファーでおもむろに抱き寄せたクッションに顎を載せたら固いピスネームが当たった。毛布の上下を間違えていてピスネームや洗濯表示がゴワゴワなんか気になる。地味ですがそんな体験もありました。

「手や足に触れる違和感は極力排除した方が気持ち良い」ということに全員の意見が一致し、寝具や抱き枕にピスネームはつけないことにしました。

用途に合わせて必要性が出たときに、改めて表現の方法を考えたいと思います。

洗濯表示に疲れないために

洗濯表示に沿ったお手入れは大切なことですが、どうもとっつきにくいと感じています。

繊維製品には家庭用品品質表示法により、商品の品質について事業者が表示すべき事項や表示方法が定められています。

とっつきにくいとはいえ洗濯表示って、ふと思い立って見返すこともある場所ですよね。お手入れについて考えてくれているそのとき、肩の力を抜いて向き合ってもらいたいと思いました。

幸いリボンで取り扱う繊維はほとんど難しいお手入れを必要としません。

「とりあえずネットに入れてね」くらいの軽い気持ちからお洗濯スタートしてもらえたらな、と思いサンプルを制作。

布にプリントをして洗濯を重ねまくったサンプル品です。裏面には洗濯表示があり、より詳しくお手入れ方法を知ることができます。

リボンではまずプリントしたリネン生地を洗濯表示にしてスタートします!

頭の片隅に置いてもらいたい

顔が見えない通販にとって永遠のテーマでもありますが、いいお買い物だったと感じてもらってリボンのことを頭の片隅に置いてもらいたいんです。

でもピスネームもブランドタグもつけないリボンは、買ったあと印象を残すことが出来ているんでしょうか?

カードを作り、サイトへのQRコードを印刷したものを同封する案は、数秒みて捨てられるんじゃない?と指摘を受けました。目を止めることはできても、メリットがなければ、なかなか行動に結びつかないし心にも残らない…。知ってもらいたいだけの一方通行になってしまいます。

思いを込めた結果としてリボンの印象を置いてくるような、じんわり染み込む方法はないものか。。

そこでいま進めているのは、お茶の名産地掛川市にある仲良しのお茶屋さんに【美味しいほうじ茶のティーパック】を個包装にしてもらって、それをブランドタグみたいにしちゃおうか、という案。

感謝を込めたプチプレゼントが、その後の「ホッと一息つくきっかけ」を作れるのも良い。大きな声で「リボンです!ありがとう!」って伝えられるのも素敵だけど、目があったときに「お茶のむ?」っていえたなら、それはそれでリボンらしいと思ったのです。

伝えるためのパッケージ

通販で届く段ボール箱の蓋をあけたときの「わ!」ってときめきがリボンのメンバーは大好きです。

待ちに待った商品とのご対面での「わ!」も大好きですが、たまに 自分が大切にされている と感じる荷物とか、ブランドやメーカーの信念を届いた荷物から体感したときのように、気持ちが伝わったときの「わ!」って感じ、ちょっと心が高揚するんですよね。

敢えてやめること、新たに挑戦してみることが出てきてワクワクしています。パッケージの決定が進み、いよいよ商品を販売する準備が始まりました。考えたことが形になっていくのが楽しみです!